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2017.05.31
ホットスポット現象について
霧島市にあるメガソーラー発電所の太陽電池パネル点検を行った際にホットスポットを発見しました。
ホットスポット現象とは、落ち葉などが太陽電池パネルの表面に付着して影となった場合に、その部分が発熱してしまいそれによってセル(パネルの一部分)が損傷してしまう現象です。
ホットスポットを目視やI-V測定、絶縁測定などで発見するのは難しく、発見した時にはパネルが損傷してしまっていることが多くあります。
ホットスポットは、赤外線サーモカメラ(放射温度計)を用いて他のセルとの温度差で発見するのが一般的です。
赤外線カメラ画像 正常なセル(30.0℃) 赤外線カメラ画像 ホットスポット(57.1℃)
正常なセルと比べ27℃程温度差があることがわかります。
パネルメーカーによって基準は違いますが、20℃〜30℃以上の温度差がある場合、交換対象になります。
弊社では今後ドローンを導入し、上空から可視画像及び赤外線画像で撮影し点検精度を上げるとともに、空撮から空撮結果の検証、パネルの交換作業を一連化しお客様により安心していただけるサービスの提供を目指していきます。